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リモートワークに杞菊地黄色丸
2021/01/15
コロナ禍での新生活で普段以上にパソコンやスマホを見る機会が増えていると思います。
小さい画面をずっと見つめるなどの行為は目を乾燥させ、特に液晶画面から発せられるブルーライトは目へのダメージを与え、目が疲れたりドライアイなどの症状が出てきます。
そんな症状にお勧めできるのが杞菊地黄丸。
杞菊地黄丸は、腎精不足を補ってくれる六味丸に枸杞子、菊花を加えた処方で肝腎陰虚・肝陰虚の証に用います。
つまり、目を酷使しすぎて目に栄養が届きにくく目が疲労感を覚えている状態に使用します。
具体的には目が乾燥していてかすみ目、眩暈、耳鳴りなどの症状です。
入っている六味丸の生薬で腎精不足を補い、枸杞子で目の症状と肝陰虚の症状を改善。
菊花で清肝熱・明目に働きかけ目の症状を改善します。
リモートワークやオンラインでの勉強や飲み会など目を酷使する機会が増えていますが、働き者の目に対して漢方薬などで労ってあげましょう。
また、スマホを長時間見る際は、距離を空けて見たり、1時間毎に15分程度の小休憩を入れて目を休める、意識的に瞬きの回数を増やすなどの工夫をしましょう!
なお目を温めて血行を促進するのも目の筋肉の緊張が和らぎます。