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活血補腎、ご存知ですか?

2024/04/13

私たち群馬中医薬研究会では、皆様の健康長寿の一助として「活血補腎」をご案内することが多くございます。店頭ではその都度詳しくご説明いたしておりますが、たいていの方は「活血?補腎?なに?」でしょう。今日は「活血補腎」についてなるべくわかりやすくご説明したいと思います。
 
活血は「かっけつ」と読みます。読んで字のごとく、血(けつ)を活き活きとさせることです。
 
中医学でいう「血(けつ)」とは脈管中の赤い液体すなわち血液ですね。体中に栄養を届ける大切な物質です。
生きていくためになくてはならないものです。
 
さて、血が活き活きというのはどういうことでしょうか。栄養状態がいいこと。量が十分にあること。
体のすみずみまで潤沢に行き渡っていること。程よい温度であること。体内から回収した老廃物がしっかりろ過されてキレイになっていること。一言でいうならば、「元気である」ということです。健康な状態、元気な状態、いつでも普通にこの状態でなくてはなりません。
 
血管や赤血球が固くなっていて血液の流れが悪くなっていたら、その場所に痛みが生じたり、アザができたり、気分が悪く感じたりします。軽ければ適度な運動や体を温めることで改善できます。温泉にゆっくり入ったり、軽く肩を回すなどの運動をすると、コリがほぐれて気持ちよくなりますよね。長年溜まってしまった血管の中の汚れをキレイにお掃除することも「活血」の大切な働きです。活き活きと豊かに楽しく生きるために、「活血」は欠かせないことの一つです。
 
 
続いて「補腎」ってなんでしょう?そもそも「腎」って「腎臓」のこと?はい。当たらずしも遠からず。中医学でいう「腎」とは、場所的にはおへそから下の「おしっこを作るところと子供を作るところ」です。腎臓に、膀胱、生殖器が含まれます。命のエネルギーをためておく、大切なところでもあります。体に必要な水をためるところでもあり、骨や歯、髪、耳(聴力)とも関係が深いです。加齢とともに骨や歯が弱り、髪が白くなり抜け落ち、耳が遠くなるのは腎が弱るからと考えます。
 
生まれた時に両親からもらった生命エネルギーは、徐々に使われて減っていきます。新たに食べ物や呼吸で取り入れたきれいな空気から自力で補充しなくてはなりません。生命エネルギーの補充と腎そのものの機能を守ることを含めて「補腎」です。
 
 
 
人生100年と言われる今。長い人生を豊かに楽しく過ごすためには「健康」でいることがなにより大切です。ご自分に合った「活血・補腎」を私たちと一緒に考えてみませんか?今日のあなたはこれからの長い人生において、一番若いんです。今の身体と心の健康をまだまだ先まで保つために、群馬中医薬研究会はいつもあなたの隣を一緒に歩いてます。