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更年期の汗に中医薬

 

2016/07/27

 毎日これでもか! というほど暑い日が続いておりますが、お元気でお過ごしでしょうか。更年期真っ盛りの私は、毎日滝のように汗を流して暮らしております。エアコンの効いた室内であっても、少し動くと汗がドバーでなかなか治まりません。去年あたりから汗かきになってしまいましたが若い頃は冷え性で、エアコンが大の苦手でした。変われば変わるもので、今ではエアコンと扇風機がお友達で、汗ふきタオルを手放せません。

 さて、そんな更年期の滝のような汗にはどう対処したらよいでしょう。まず、生まれたときから持っているけれど、年々減りつつある生命エネルギーの復活!バランスのよい食生活と十分な睡眠、適度な運動といった生活習慣の改善を考えます。胃腸を整えて、せっかく食べた栄養たっぷりの食事をしっかり消化・吸収し、きれいな空気を呼吸して生命エネルギーを作り出します。それから、生命エネルギーをためておく場所でもある「腎」の力を補います。「腎」を補う「補腎薬」には、たくさんの種類がありますので、自分にあったものを選ばなくてはなりません。

 

 

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 この場合、更年期で汗をかいているわけですから、体に熱がこもっています。その熱を取り去れば楽になるので、「瀉火補腎丸」をチョイス。それから、エストロゲンの減少に伴い、情緒も不安定でイライラしやすくなっているので、気の巡りをよくする「逍遙丸」も。ここでも、ときおりかーっと暑くなるホットフラッシュがあることに着目して「加味逍遙散」を。「瀉火補腎丸」は、お子様にもおすすめできる「六味地黄丸」に「オウバク」と「チモ」を加えた処方ですし、「加味逍遙散」も「逍遙丸」に「ボタンピ」と「サンシシ」を加えた処方。どちらも体にこもった熱をとりさるのに適しています。

 更年期とは、閉経の前後5年から10年ほどの間に体に変調をきたすことで、軽い重いはあれど誰でも体験することです。症状もひとそれぞれで、私のように汗ドバーとイライラが気になる方、汗はそれほどでもないけれど、気持ちの落ち込みが激しい方、どこといって悪いところはないけれど、なんだかいつもすっきりしない方、などなどです。不定愁訴は、百の症状があるといわれていますから。

 私は漢方薬でだいぶ楽になっています。皆さんも一人で悩まず、まずは専門家に相談してみてはいかがでしょうか。すぐに晴々ともいかないでしょうが、かなり楽に過ごせるようになりますよ。

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