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みんなが通る、更年期障害
2024/06/14
女性の更年期障害とは、閉経を中心に前後5年間くらいに誰もが経験する体の変化です。
加齢に伴い卵巣が衰えてきて排卵が起こらなくなりますが、卵巣を刺激するホルモンは分泌されます。
排卵が起こらないのでどんどん分泌して卵巣を刺激します。このために自律神経が乱れて冷えのぼせ、ほてり、発汗、肩こり、イライラ、気持ちの落ち込みなどの症状があらわれます。
出てくる症状も重さも人それぞれで、ほとんど気にならない程度の方から寝込むほどの不調に襲われる方もいます。
けれどもほぼ半数の方が更年期障害の不調を病院や薬局に相談せず、一人で苦しんでおいでです。最初に書きましたが「誰もが経験すること」なので、勇気をもって相談に来ていただきたいと思います
更年期といえばホットフラッシュ。急に頭がカッカと熱くなります。イライラや発汗を伴うことも多いです。気が下に降りられず、上に上がってきてしまった状態です。気の巡りをよくする柑橘類、ネギ、ショウガ、セロリなど香りのいい野菜を食べると気の巡りが改善されます。
足が冷えてつらいのに頭はのぼせてしまう冷えのぼせは、根本にあるのは「冷え」です。冷えすぎて気が上に逃げていってしまった状態です。ホルモンの影響で気の巡りが悪くなっているとより起こりやすくなってきます。暑くても冷やすだけでなく、体の芯を温めてあげると改善することが多いです。できれば毎日入浴し、じんわりと汗をかくまで温まってください。
軽い症状であれば自分で対処することも可能ですが、冷えのぼせや発汗、ホットフラッシュなどは漢方薬で改善させることができます。更年期の女性はとてもデリケートなのでいつもは気にならないようなことを気に病んでしまったり、ちょっとしたことで落ち込んだりしやすいです。自律神経の乱れは心も乱します。群馬中医薬研究会ではみなさんのお話しをじっくり聴かせていただきます。一度相談に来てみてください。体も心も軽やかに更年期を乗り越えましょう。