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群馬のからっ風 乾燥対策

 

2015/12/24

 暮れも押し迫り、冬本番、群馬の風物、からっ風の季節になりました。この時期、乾燥によるトラブルが起こりやすくなりなす。中医学では、これを燥邪(そうじゃ)によるものと考えています。燥邪による影響で口、鼻、唇、皮フ、のど、髪が乾燥し、空咳や皮フや髪のカサカサなどを引き起こします。

 この季節、これらのトラブルで悩んでいる方は、そうなる前に対策を考えた方が良いと思います。漢方は悪化させないための予防策が得意だからです。トラブル前、トラブル後など状況によって、専門家に相談されて下さい。漢方は個人個人対応の薬ですし、一個人でも季節や今置かれている状況によってもお薬は変化いたします。

 さて例を一つ
 冬になると、ヒザ下がかさかさしてなんとなくかゆい。手もカサカサし、そのうちにガサガサし、寒風が吹く頃、手の甲から血がにじんだり、爪のサイドがわれたり・・・痛いですよね。

 ■対応
 皮フの場合、内側からと外側からの両面ケアが大切です。普段から、または秋口からご自分の体質にあった漢方をのみ、睡眠や食事の養生に気をつけ、スキンケアの保湿をしっかり、毎日こつこつしていきましょう。そうすることで悪化を防ぎます。アトピー性皮膚炎のような慢性皮膚病の方も同様です。様々なタイプがあると思いますが、秋冬の乾燥シーズン、カサカサや痒みが強くなるようであれば、それなりの対策が必要です。

【タイツコウ軟膏(第2類医薬品)】

 *効能・効果…切り傷、かゆみ、虫刺され、軽いとこずれ、やけど

 7つの生薬、ゴマ油、ミツロウより成り、帯黄褐色でオリエンタルなカレーに似た独特の香りがあります。軽いとこずれ、やけどに使う漢方製剤の軟膏ですから、手がガサガサで、爪サイドがわれてしまったら、そのひどいところに、ガーゼに薬をのばして湿布してみてください。

 症状により異なりますので、専門家に相談してから、ぜひお試し下さい。

奥貫漢薬局 中田