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痛みとは何か?

2020/07/22

なぜ「痛み」が起こるのかは医学的にまだハッキリと分かっていません。

慢性の痛みの場合には現代医学な治療よりも代替医療が合っている場合もあります。

東洋医学では痛みの原因を「不通則痛」「不栄則痛」と考えます。

 

・不通則痛(ふつうそくつう)

気血の巡り(通り)が悪いと痛みが生じます。

特に「瘀血おけつ」と呼ばれる血の巡り(通り)が悪い状態では、原因不明の痛みが出やすくなります。

病院で治療を受けても治りにくい痛みの多くに「瘀血」が関わっている様に思われます。

 

・不栄則痛(ふえいそくつう)

栄養が足りないと痛みが生じます。

飽食時代にはそのようなことは無いと思われがちですが、アミノ酸、ビタミンミネラル、フィトケミカルなどの不足によって痛みが発生します。

虚弱なタイプや高齢者に多く見られます。

 

・交感神経も緊張

身体が冷える、天気が悪い、ストレスが多い、疲れがたまる、運動不足、体が硬い。

こうした状況では交感神経が緊張して痛みが生じやすくなります。

「不栄則痛」も「不通則痛」も交感神経が緊張した状態です。

冷やさないで温めること、血管、肝臓、筋肉をリラックスさせることが大切です。

 

・プロスタグランジン

痛みの発生に関わる物質としてセロトニン、ブラジキニン、プロスタグランジンなどが知られています。

プロスタグランジンは血管を拡張する物質ですが、同時に炎症や発熱をもたらします。

アスピリンやロキソニンなどの鎮痛消炎剤はプロスタグランジンができないように、その合成を阻害して、痛みと炎症を抑える薬です。

慢性の「痛み」には丹参、田七が使われます。