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目の養生
2022/02/25
目の不調は、老若男女を問わず誰にでも起こり得る症状です。例えば、赤目や痛み・ドライアイ・視力低下・緑内障・白内障等々。
中医学ではこれらの症状はすべて「肝」と密接な関係があると考えられます。
「肝」とは臓俯間の働きをのびのびとスムーズにし、血液を蓄え必要に応じて全身に供給する働きがあります。
また、肝は経絡によって目につながっていますので、肝の働きが正常であれば、目などの器官に十分な栄養分を送ることができ、健康な状態を保たせることができるのです。
ここ2,3年のコロナ禍により、在宅勤務やリモートワークなどが増え、パソコンやタブレットを長時間使うことが増えています。それだけでなく、休日になっても感染予防のため、外出せずに家でゴロゴロしながら、ついついテレビの画面に釘付けになるケースも非常に多くなっています。そのせいで、夕方頃になると、首筋が凝り、目がショボショボして視覚がぼやけてくるなどの経験は少なからずあるでしょう。
これらの症状が改善されないかぎり、視力がどんどん低下していくのも時間の問題でしょう。
では、どうすればいいのでしょうか。
改善策として幾つかお勧めします。
1. 質の良い睡眠をしっかりとりましょう。
これによって、目の方もその恩恵が受けられます。
2. 肝に良いものを摂取しましょう。
例えば、とり肉や動物のレバー・ほうれん草・菊の花と枸杞(クコ)のお茶など。これは、肝が経絡によって目につながっているためです。
3. ストレスは肝に悪い影響を与えるので、溜めないようにしましょう。
4. テレビやパソコン・スマホなどの画面を長時間凝視するのをやめましょう。
ときどきブルーライトから目を離し、ストレッチなどして体を動かしましょう。
5. 目に刺激を与えないように、部屋にはソフトなライトを使いましょう。
このように努力し続ければ、目の不調は少しずつ改善できると思います。それでも、効果が得られないようでしたら、ぜひ漢方薬の服用をおすすめします。日本中医薬研究会の会員店には、経験豊かな先生が大勢いますので、お客様のお体に合う漢方薬をご提案いたしております。お気軽にお問い合わせください。