1回20分ほど週に3回も歩けば十分と言われますが、犬を飼っている方は愛犬との楽しいお散歩が欠かせませんけれど、それ以外でわざわざ外へ歩きに出ることもないかもしれませんね。漢方相談で「運動はしていますか?」と伺うと、毎週ジムで筋トレやヨガなどのクラスに出たり、走っている方も多いでですが、ほとんどの方が「やらなくてはと思いますが、時間もないししていません」とお答えになります。運動とはそれほどに難しいことなのでしょうか。
健康維持に運動は欠かせません。家の中でも意外と簡単にできます。やる気になった時にすぐできる簡単な体操をご紹介します。
1.歯磨きスクワット 朝晩の歯磨きをするときに、自分の負担にならない程度にスクワットをします。転ぶと危ないので慣れるまでは洗面台などに手をついて、肩幅くらいに両足を開き(足を大きく開くとお腹痩せの効果が)、ゆっくり太ももが床と水平になるくらいまで膝を曲げ、ゆっくりもとに戻ります。深く膝を曲げられなければ曲げられるところまででOK。回数も自分でできるだけで大丈夫です。毎日続けるとだんだんとたくさんできるようになります。
2.肩回し運動 背筋を伸ばして両手の指先を肩先にあて、ゆっくりと肩を前から後ろへ、後ろから前へ回します。それぞれ10回もやると体が温まります。
3.椅子に座って 足を前方に少しあげ、足首を動かします。ふくらはぎの筋肉を鍛えることで血流がよくなります。
4.その場で足踏み 立って足踏みをします。ももをなるべく高く上げてしっかり床を踏み込みましょう。
5.その場で軽くジャンプ 縄跳びの要領でその場跳び。ピョンピョン!
5つすべてを毎日行わなくて大丈夫です。まずは、自分でできそうだなと思ったものからやってみて、気持ちよく、楽しくできるようなら増やしてください。他にも、階段を使って踏み台昇降などもできますよね。運動はやる気になればどこででも、どんなことでもできてしまうものなのではないでしょうか。運動する習慣を少しずつつけて、元気に歩いて100歳を迎えようではありませんか!
次回のコラムは、中之条町にあります「漢方ひつじ堂」の小板橋裕哉先生がお届けします。
さまざまな相談に、優しく丁寧な対応が評判の小板橋先生は、鍼灸師さんでもあり「hitujiはりきゅう」でもご活躍です