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2019/07/02
養生(健康を保ち、長生きをはかる)を伝えるにあたって、理屈より体感で理解してもらいたく、今回は脾(内臓)とこころの関係について考えてみたいと思いました。
「こころで感じる」この「こころ」とは、「内臓」を抜きに考えることはできないと思っています。「こころ」の漢字の「心」が心臓であり、心臓が内臓系の象徴である事を思えば、 よりわかりやすくなるとおもいます。
内臓とは言わば、五臓六腑の事です。中医学では脾(内臓)は思を主どると言われています。こころと密接な関わりがあります。
脾(内臓)とこころの関係について、解剖学者 三木成夫先生の考えにもあるように、胃袋の感受性が言わば太陽系の持つ諸々の周期と深く関わっていると述べています。
命がけの鮭の産卵、鳥の渡りなどは生命の記憶、動物のこころを痛いほど感じずにはいられません。
自然に抗わず共に生きてきた生物の器官は、私達の身体にも存在しています。
ヒトは進化の中で脳が著しく変化をとげ、現代社会においてストレスや思い悩み、考えすぎなどで脳に過度な負担がかかると、こころと脾に影響を与え、「心血虚」「脾気虚」の症状が出てきます。
冬は春に元気に過ごせるよう冬の養生を心がける、春は夏に元気に過ごせるよう春の養生を心がける・・・。
今一度、自然界の゙日リズム(朝・昼・夕)゙ ゙年リズム(春・夏・秋・冬)゙と言った太陽系の法則を身体で感じてみるのはいかがでしょうか。
「心脾顆粒」は内臓とこころのバランス、養生のお手伝いをさせていただきます。